ご来社時の相談内容と転職の目的
ご来社時の相談内容
弊社主催のBIG4監査法人の採用セミナーに参加いただいた帰り、これからのキャリアについてご相談をお承りしたのが、相談者様との最初の接点でした。当時は社会人3年目を迎えたばかり。また、自己研鑽の一環としてUSCPAの学習を始めたばかりでした。
大手SIer企業のSE職として新卒入社され、主に金融機関向けにシステム基盤開発業務に従事されていました。業務自体にやりがいは感じていたものの、顧客との接点が少なく、より上流工程から顧客と共に考えていきたいという思いから、新たなフィールドでのキャリアを考えるようになったそうです。今回は情報収集として監査法人の採用セミナーに参加されていました。
ちょうど採用セミナーの場で、先輩会計士の方からITと会計知見を活かしたキャリアの一つとしてITシステム監査を紹介いただき、より具体的に転職を意識するようになられました。
面談ではITシステム監査において活かせる相談者様のご経験の洗い出しや、現在募集中の求人傾向などをメインにお話しさせていただきました。
転職の目的・転職で実現したいこと
1:顧客との密なコミュニケーションが強みであるファーム
2:SIerでの経験と、USCPA学習が活かせる業務内容
キャリアコンサルタントから見た転職成功のポイント
キャッチアップが必要な部分を的確に押さえる
第二新卒としての転職活動は、30代の転職に比べると社会人経験(即戦力性)の浅さは否めません。だからこそ、自分に何が足りないのか、それをどのように補っていく必要があるのか、ということをしっかり押さえておくことが大切です。
面接の場でも上記内容に触れられることは多いです。相談者様も、
①今の自分に出来ること(貢献できるポイント)
②今の自分に足りないこと(キャッチアップが必要なポイント)
③どのようにキャッチアップするつもりか(行動力)
上記①~③を説明することで、自身の入社後の成長イメージに繋がるよう工夫いただきました。
丁寧で前向きなコミュニケーション
相談者様は転職を通して、現職以上に「顧客と密なコミュニケーション」を行い、強固な信頼関係の構築と顧客の問題解決・経営改善に従事したいという想いをお持ちでした。
その想いに裏打ちされるような、積極的に顧客を理解しようとする姿勢や、前向きなコミュニケーションを行う素養は、先方にも高く評価いただけました。また社内外含めて、様々な職位の方とも物怖じせずに適切な距離感・言葉遣い等でコミュニケーションがとれる社会人スキルも、武器になったと感じております。