ご来社時のご相談内容と転職の目的
ご来社時の相談内容
公認会計士の短答式試験には合格したものの、論文式合格を目指しても合格後に就職できるのかという不安をお持ちでした。2010年の論文式合格者の就職難が大きく取り上げられていた時期であり、大学卒業後、既に9ヶ月のブランクがあり、このまま勉強に専念するべきか、就職を優先するべきかの相談がありました。
転職の目的・転職で実現したいこと
1:監査法人・会計事務所よりも事業会社での仕事を希望。
2:論文式合格した際に実務要件を満たす事が出来る環境での仕事を希望。
3:業務に支障がない範囲で会計士の勉強も継続したいので、資格取得に理解のある会社を希望。
キャリアコンサルタントから見た転職成功のポイント
事業会社でのキャリアをしっかりと組み立て、企業の懸念を払拭
会計士の短答式試験に合格している事で、会計知識の証明になるものの、事業会社での就職においては、資格を取ったら監査法人に行くのでは?という懸念を払拭する必要があります。
この方の場合は、論文式に合格しても事業会社でのキャリアを構築していくという、中長期的なしっかりとしたキャリアプランを持っていました。それをしっかりと面接でも表現できたのが、評価されたと思います。
地頭の良さと向学心の高さ
勉強を開始して約1年という短期間で短答式試験に合格をされ、今後も会計士試験の勉強を継続していきたいという地頭の良さと向学心の高さが高評価に繋がったことと思います。
前向きに物事を考え、素直に吸収できる姿勢
弊社で面談をした時は、緊張をされていたのか第一印象は少し堅さを感じましたが、話をしていくうちに緊張がほぐれると20代の若者らしい明るい笑顔を見せてくれました。
採用企業での一次面接前には、私が感じた印象を伝え、選考においては第一印象の大切さを理解してもらい、想定される質問などにも素直に耳を傾けるなど、人の話から何かを吸収して行く事が出来る方でした。ポテンシャルの高さに加え、そのような姿勢も評価いただけたと思います。