求められる力は大きく分けて2つ、それは「会計知識(USCPA)」と「語学力」です。移転価格アドバイザリーでは必ずしも資格が必要なわけではなく、USCPA全科目合格に匹敵する「会計知識」が求められるという認識が正しいでしょう。 クライアント企業の財務諸表をみる際にはFARの知識が大きく関わってきます。またBECで学ぶIT領域の内容も、会社のシステムを理解する上では重要な要素です。また「語学力」については海外の提携法人や各国の税務当局、クライアントの海外子会社を相手に、読み・書き・話すを多用する傾向にあります。下記では「会計知識」「語学力」の目安を具体的に記しています。
・会計知識>語学力
会計知識に重きを置くパターンであり、USCPA全科目合格や3年以上の経理実務経験と同程度の会計知識が必要です。加えて、ビジネスレベルの英語力(TOEIC750~800程度)が必須となり、英語を使うことに抵抗がないのは大前提です。
・会計知識<語学力
語学力に重きを置くパターンです。会計知識は基礎となるレベルを押さえていればOKであり、例えば日商簿記2級やUSCPA学習中~科目合格、また経理経験が浅い場合も含まれます。その代わり帰国子女・長期の海外駐在等、ビジネスレベル以上の英語力が求められます。